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SUPER FORMULA Rd7 SUZUKA 2013年11月9日 <予選>

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▶ 予選  ▶ 決勝
天候:曇り | コース状況:ドライ
公式予選総合結果
第1レース #38 平手 晃平 9位 / #39 国本 雄資 4位
第2レース #38 平手 晃平 7位 / #39 国本 雄資 8位

 今シーズンのスーパーフォーミュラ最終戦となる第7戦が鈴鹿サーキットで開催され、第1レースのグリッド順を決める予選でP.MU/CERUMO・INGINGの国本雄資が4番手を獲得した。

 前週に閉幕したSUPER GTに引き続き、スーパーフォーミュラもシーズンの最終戦を迎えることとなった。SUPER GTでシリーズチャンピオンを獲得した平手晃平、立川祐路監督、そして最終戦を待望のGT500初勝利で終えた国本雄資が揃うP.MU/CERUMO・INGINGは、その勢いのまま鈴鹿へと乗り込んだ。フリー走行から2台は好調さを見せるが、中でも国本はセッション終盤の予選シミュレーションでトップと0.2秒差の4番手タイムをマーク。「持ち込みセットからフィーリングがとても良く、予選に向けてもアジャスト程度で上位を狙えると思う」と自信をのぞかせた。一方の平手も8番手に入っており、Q3進出は当然のこと、2台揃ってポールポジション争いが見られる期待が高まった。

 この最終戦は2レース制になっているため、予選で2つの決勝グリッドを決めることになる。給油・タイヤ交換なしの20周スプリントレースとなるレース1のグリッドは、予選セッションQ1の結果で決定される。すなわち、Q1は単にQ2進出車両を決めるだけではなく、これまで以上に白熱したセッションとなった。気温17℃、路面温度20℃と肌寒いコンディションの中始まったQ1は、序盤に全車がコンディション確認を行った後、残り時間6分でアタック合戦がスタートした。平手はアウトラップに加え1周のウォームアップラップを走行した後アタック開始。1アタック目で1分38秒898と自己ベストタイムを更新し、さらに続けたアタックでタイムを縮め1分38秒677で9番手となった。これでレース1の9番グリッドが確定し、Q2進出も果たした。国本も平手同様に十分にタイヤを温めた後に1アタックを敢行。1分38秒381で3番手に飛び込んだ。その後1台が国本のタイムを上回ったが、レース1で2列目となる3番グリッドを獲得した。

 2台揃って迎えたQ2では、セッションスタートとほぼ同時にピットを後にすると、Q1同様に1周をタイヤのウォームアップに使い1アタックに挑んだ。先にコントロールラインを通過した平手が1分38秒270でタイミングボードのトップに立つが、続く国本がこのタイムを更新。最終的に、国本が3番手、平手が5番手でQ3進出を果たすこととなった。Q3進出は上位8台だが、トップと8番手とのタイム差はわずか0.4秒。今シーズンで最も熾烈なポールポジション争いになることが予想された。トップを狙い、コンディションに合わせてわずかにセッティングをアジャストした2台は、まずは平手がピットアウト。残り時間が5分を切ったところで国本がアタックに向かった。これまでと同じ、ウォームアップラップの後にアタックがスタート。しかし、自己ベストタイムを更新しにかかっていた平手がシケインを過ぎたところで、コース上は赤旗が掲示される。なんと、デグナーカーブで国本がストップしているのだ。インターバルの間に行ったアジャストがぴったりとはまり、こちらも自己ベストタイムを大きく更新していた国本だったが、デグナーカーブでわずかに挙動を乱し、クラッシュを喫してしまった。残り時間は1分を切っていたが、これが3分に延長され、コースがクリアになったところでセッションが再開となる。コースインラップを含めると、1周アタックできるかどうかというタイミングだが、コースオープンと同時に全車がコースイン。平手も周りと同じタイミングでピットを後にし最後のアタックへ向かったが、タイヤグリップのピークを過ぎてしまったこともあり、思ったほどのタイム更新にならず、結果は7番手。アタックタイムが記録されなかった国本は8番手となり、今シーズン最後のスターティンググリッドは4列目にチームメイトが並ぶこととなった。

 

2013年Round7 予選ドライバー/#38 平手 晃平

「Q3(の赤旗中断)は、ちょっと不運でしたね。ちょうど僕がシケインを立ち上がったくらいで赤旗が出ていました。コントロールラインを通過して38秒1ぐらいのタイムは出ていたのですが、掲示が動かなかったのでなんでだろうと思っていたのですが、通過する前に赤旗が出たのでタイムが無効になってしまったんですね。僕はこの予選で1アタックと決めていて、1周でタイヤのおいしいところも使い切ってしまっていたので、残り時間が3分に延長されて再開しましたが、あれ以上のタイムは出ないと思っていました。それでも、まだアタックしたタイムが残っていなかったので出ましたが、やはり38秒7が限界でしたね。運が悪かったというか、厳しかったです。明日は雨の予報になっていますが、ドライコンディションでもいいところにつけていると思うので、雨でも悪くないと思います。やってみなきゃわからない部分もありますが、頑張ります」

2013年Round7 予選ドライバー/#39 国本 雄資

「朝からマシンの調子が良かったです。フリー走行でいくつかテストしたこともいい方向に行って、予選に向けても少しアジャストすれば上を狙える感じがありました。Q1ではほんの少し、スプーンカーブで大きくはらんでしまったことでトップと0.3秒差がついてしまったのですが、マシンの感触はとても良かったのでQ2はそのセットのままで行きました。ここでトップとのタイム差もわずかだったし、ポールポジションが狙えると思って路面コンディションに合わせて少しセッティングをアジャストして出ていったのですが、クラッシュしてしまいました。そこまではかなりいい走りができていただけに本当に残念ですが、自分の中では攻めて走っていたと自信を持って言えますし、結果は残念ですが次につながる走りだったと思っています。気持ちを切り替えて、明日はここよりも上の順位でチェッカーを受けられるよう頑張ります」

監督/立川 祐路

「クルマの調子がものすごく良かったですね。Q2では3番手と5番手でしたし、チーム全員がすごく頑張った結果だと思います。今シーズン最後のレースを一番いい結果で終わろうと決めて臨んだ今回のレースですが、Q2までは流れとしても順調でしたね。Q3は、国本がクラッシュしてしまいましたが、クラッシュするポイントまではポールポジションが取れるぐらいのタイムで走っていました。攻めた結果ですし、仕方がないなと思いますが、それによって平手のアタックタイムが無効になってしまったのがとても不運です。2台とも調子が良かったのですが、ついていなかったですね。結果としては上手くいきませんでしたが、内容はいいものになりましたから、チームとしては前向きです。ここでレースが終わったわけではなく、明日もあります。雨の予報も出ているので、きっちりと対応をして、追い上げられるようにしていきたいですね。コンディションが変われば今日の勢力図も変わる可能性があります。とにかく2台揃って前を目指します」

RACE CALENDER

  • ▶ R1 SUZUKA 4/13-14
     
  • ▶ R2 AUTOPOLIS 6/1-2
     
  • ▶ R3 FUJI 7/13-14
     
  • ▶ R4 MOTEGI 8/3-4
     
  • ▶ R5 INJE 8/24-25
     
  • ▶ R6 SUGO 9/28-29
     
  • ▶ R7 SUZUKA 11/9-10
     
  • ▶ SPL. FUJI 11/23-24
     
  • 2012年のREPORT
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